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日経平均株価が上昇! チャートを使って動きを解説

はじめに

 ここでは、日経平均株価の動きををテクニカル、ファンダメンタルの視点から解説していきます。

 実際に取引している方はもちろん、取引したことのない初心者の方も、この記事で取引のイメージをしていただければと思います。

 毎週、為替や日経平均、金などを解説していきますので継続して勉強し、取引で活用してみてください。

日経平均株価とは

 日経平均株価、通称「日経平均」は、東京証券取引所に上場している優良な225の株式を対象に算出される株価指数です。

 1925年に算出が始まり、日本の株式市場の代表的な指標として広く利用されています。

 この指数は、経済状況の変動を反映し、投資家や分析家が市場の動向を把握するための重要なツールとなっています。

日経平均株価が上がる要因

  1. 経済成長:日本のGDPが成長するなど、経済の好調が株価上昇の大きな要因です。
  2. 企業の業績向上:日経平均に含まれる企業が良好な業績を報告すると、その株価が上昇し、結果として全体の指数も上がります。
  3. 金融政策の支援:日本銀行などの中央銀行が実施する金融緩和などの政策が市場に流れる資金を増やし、株価を押し上げます。
  4. 政治的安定:政治の安定と政策の透明性が投資家の信頼を高め、市場に積極的な投資を促します。
  5. 国際市場の好況:世界経済の安定や成長は、輸出企業の業績向上に寄与し、日経平均を支える要因となります。

日経平均株価が下がる要因

  1. 経済の減速:日本国内の景気後退や世界経済の低迷は、株価を押し下げる主要な要因です。
  2. 企業の業績悪化:日経平均に含まれる企業が悪い業績を報告すると、それが株価の低下を引き起こします。
  3. 金融政策の引き締め:金利の上昇や金融緩和の終了は、市場からの資金流出を招き、株価下落につながります。
  4. 政治的不安:政府の不安定や政策の不透明性は、投資家の不安を煽り、株式市場からの資金引き上げにつながります。
  5. 国際的な緊張:貿易戦争や地政学的な緊張が高まると、それが直接的に市場のリスクを高め、株価を下げる要因になります。

チャートで解説

 現在、日経平均株価が上がっているのは、日本の経済がコロナウイルスの影響から回復しつつあり、多くの企業が良い業績を報告しているためです。また、政府の経済刺激策が効果を示していることも、株価上昇に寄与しています。

 日経平均株価は1989年12月29日に最高値38,957.44を記録しました。

 その後、この記録は長らく破られませんでしたが、2024年2月22日には一時的に39,156.97まで上昇し、最終的に39,098.68でクローズし、1989年の最高値を更新しました。

 その後、2024年3月4日には40,000を超え、新たな歴史的最高値を記録しました​。

 これは、日経平均株価の日足の値動きです。

 上昇トレンドの中で34000円で強力なレジスタンスラインがあることが見て取れます。2023年6月から2024年1月までここが破られることがありませんでしたが、今年に入ってこの34000円がブレイクされ、41000円まで一気に上昇しました。

 例)34000円で日経平均株価を100万円分買うとすると、41000円までの7000円幅の上昇は、約20万円の利益を得ることができます。これはレバレッジをかけていませんが、仮にレバレッジ10倍だとすると、200万円もの利益を得ることができます。

  41000円まで上がりましたが、その後は37000円まで下がりました。2024年1月に付けた高値37000円で支えられ、その後じわじわと上がっていっています。

 もし日経平均株価をもっていた人は、2024年3月で付けた安値を下回った時点で、利確または損切を考えておかなければなりません。

 どこまで下がるかわからない、もし反発せずに下がりつづければ取り返しのつかない損失となり得ました。

 「決済してタイミングを待つ」ことは、投資において必要不可欠な技術です。

 37000円で反発したあと、チャネルラインが形成され、じわじわと上がってきました。

 41000をどの時点で抜けるかはわかりませんが、40000円まではジグザグを繰り返しながら到達するのではないでしょうか。

 ここは買いでエントリーができます。その理由として、下のチャートを見てください。

 これは日経平均株価の60分足の値動きです。

 買いでのエントリーの根拠としては、39000円のレジスタンスラインを大陽線でブレイク。私はブレイクした時点で買いを入れました。

 しかしその後は下がっては来ましたが、39000円で反発すると、また上がっていきそうです。

 さらに、トレンドラインも形成されていることも根拠の一つです。

 この際、損切の予約注文は必須です。株は何があるかわかりません。何の材料もないのにいきなり暴落なんてことはしばしば起こります。

 この暴落や予想に反した動きからを自分自身の資金を守ることができるのは予約注文だけです。

 具体的には、トレンドラインを下回ったところ、38600円あたりでよいと思います。あとは上がっていくのを祈りましょう(笑)

【まとめ】これからの日経平均株価の動きの展望

 将来の日経平均株価は、以下の要素によって大きく左右されるでしょう

  • 世界経済の状況:世界的な経済状況が良ければ、日本の輸出企業は恩恵を受け、株価は上昇する可能性があります。
  • 内政の変化:新しい政策や法律が経済にどのように作用するかも重要です。
  • 技術革新:新しい技術や市場の変化が企業の業績にどのような影響を与えるかも注目されます。

 このように、日経平均株価は多くの要素によって変動し、それを理解することが投資において非常に重要です。

 株式市場は複雑ですが、これらの基本を押さえておくことで、より賢明な投資判断が可能になります。

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